学生対応や部下・同僚対応のためのメンタルヘルスケアについて
学内の産業医の先生による、メンタルヘルスケアの講演会があったので
聞いてきました。以下まとめ。
・30日以上の病気休暇者の理由第一位は、平成10年以降ずっと精神障害。
・メンタルヘルス不全に陥ると、最低半年は十分に働けないため、
早期発見・早期治療が重要。
・仕事量が多くても、次のような要因があれば、ストレスは減らせる。
1. 時間的裁量権がある
2. 仕事の見通しが立つ
3. 達成感が得られる
・逆に、次のような条件だと、鬱になりやすい。
1. 時間的な自由を与えない
・・・ 「3 分でやれ」
2. 見通しを立てさせない
・・・ やり方を教えずに「自分で考えろ」「見て覚えろ」
※最近は分業が進み、以前のように見て覚えるというのは難しいことが多い。
3. 達成感を奪う
・・・ できるわけないのに「3 分でできなかったからダメだ」
・よくある大学での鬱になりやすいシナリオ:
「先生から研究テーマを与えられたが、やり方は教えてもらえない。
先輩に聞こうと思っても先輩も忙しそうなので聞けない。
仕方ないので自分で調べて発表したら
『なんだそれは。誰かに見せたのか!?』と叱責された」
・・・ よくあるよくある。これが数回続くと鬱になる。
・いきなり難しい研究テーマを与えるのではなく、筋トレのように、
段階的に課題を提示するのがよい。
・日常のストレスとして、「配偶者の死」を最大値の100、
「結婚」を50としたときのストレスの点数が累計で150点以上だと
翌年50%の人が病気になる。ストレス要因を重ねないことが重要。
例えば、新生活だからといって、結婚、転居、車の購入など
イベントを重ねるとストレス点数が増えてしまう。可能ならタイミングをずらす。
仕事の締切が重なると大変なのと同じ。
・ 鬱になりにくくするには、心の柔軟性を保つのが大切。
具体的には下記の 3 つを養う。
- 「有意味感」
・・・ 仕事に意味を見出す。ただ、意味はやってみないとわからない
ことも多いので、とりあえずやってみるのも大切。
- 「把握可能感」
・・・ 直面した困難な状況を、秩序だった明確な情報として受け止める。
先を見通す。わからなくなったら周りの人に聞く。
なお、言われたことしかやらない人は把握可能感において成長がない。
言われたことに自分なりの一工夫を加えることで、先を見通す訓練になる。
- 「処理可能感」
・・・ 「なんとかなる」と思える。
・「絶対に◯◯しないといけない」と思い込まず、ものの見方を柔軟にする。
・周りの人を見ていて、机の様子・行動・メールの文面など、
いつもと違うところがあれば声をかけてみる。 ただし深追いはしなくてよい。
追い詰めないように。
ある考えが一度頭に入ると、消すことはなかなか難しいです。私たちは、客観的に事実を見るよりも、自分の信じていることが正しいのだと証明できる証拠を探してしまいます。さらに言えば、それが間違いであるとわかった後でも考えを改められないことさえあります。「Scientific American」は、この現象に関する次のような研究を紹介しています。
心理学者は、まず学生たちにたくさんの高齢者が乗ったバス事故に関する記事を読ませ、その後に「実はバスに乗っていたのは高齢者ではなかった」と伝えました。
もう一方で、ほかの学生の一部には「バスに乗っていたのはホッケーチームの選手たちだった」と教えました。さらに残りの学生には、心理学者の言う「誤情報の継続的な影響」についての警告が与えられました。
これは、最初にある情報を信じてしまうと、後にそれが間違いだとわかっても最初に聞いた情報の影響を受け続けてしまい、正しい情報を認識し直すのに苦労するという心理的現象です。
重要なポイントがここにあります。誰かからあなたは間違っていると指摘しされたとき、自己防衛本能に振り回されて聞く耳を閉ざすのではなく、彼らの言っていることによく注意を払うべきだということです。もしかすると、これまでの人生で他人から間違っていると言われても、実際には自分が正しかったという経験を何度もしているかもしれません。
しかし、あなたが自分の考えに固執している時こそ、彼らの言葉に耳を傾けるべき時なのです。必ずしも相手の意見に同意する必要はありませんし、実際はあなたのほうが正しいということもあるでしょう。少しでも自己への気づきを高めておけば、時には自分の間違いに気づくことができ、無益な議論がいつまでも続くことは避けられると思います。
●ある心理学者の調査では、あらゆる分野で共通する「最も創造的な人物」というのは、大抵は内向的であり、たしかにある程度はアイディアを交換したりするくらい活発なのだが、それでも彼らは自分たちのことを「独立した個人主義者だ」と考えるのである。
●これらの調査が示しているのは、内向的な人物は一人で静かに働くのを好み、しかも孤独な状態がイノベーションを生み出す、というものだ。
●ある有名な心理学者によると、「内向的な人々は目の前の仕事に思考を集中させ、仕事とは関係のない社会的や性的なことに余計なエネルギーを漏らさないようにすることによって」創造性を高めるというのだ。
●たしかに歴史を見て行くと、孤独が人類の創造性を生み出してきたことは否定しがたい。ピカソは「孤独がなければ、優れた作品は生まれない」と言っている。
●宗教で言えば、モーゼやイエス、それに釈迦も孤独を必要とした。われわれは彼らのようなカリスマに注目はするが、その思想が作られた背景にある「孤独」というプロセスを軽視しすぎている。
●たとえばアップルだ。ジョブスの死によって神話が生まれつつあるが、最も注目しなければならないのは、そのパートナーであり、内向的な、スティーヴ・ウォズニアックという発明家の存在である。
●彼の仕事のプロセスを見て行くと、そこに「孤独」というキーワードが浮かんでくる。彼は何かを発明するときに独りで黙々とこなしているのだ。
●彼は自伝でも「今まで会った発明家やエンジニアのほとんどは、僕みたいに内向的だった・・・彼らは自分の頭の中に生きていて、まるで芸術家のようだった。芸術家というのは単独で仕事をする時に最も創造性を発揮するんです。チームや委員会ではなく、独りで仕事をしなさい」と発言しており、自分で意識的に孤独の状態を作っていたことがわかる。
●ところが現在の(アメリカの)仕事場では70%の時間は孤独ではない。小学校でも独りで何かを勉強するという時間はほとんどない。これは教会でも一緒だ。
●心理学の最近の研究結果として出ているのは、オープンなオフィスはそこで働く人々を「敵対的にして、不安にさせ、集中力を失わせる」ということだ。また、彼らは高血圧になりやすく、ストレスにさらされ、カゼにかかりやすく、疲労もたまりやすいという。
●他の人に邪魔される環境で働く人は、孤独に働く人々と比べて仕事で5割ほど間違いを犯しやすくなり、仕事を終えるのに2倍かかるという。
●多くの内向的な人物はこれを直感的にわかっているようで、たとえばバックボーン・エンターテイメントというゲームソフトの会社は、創設当時はオープンなオフィスだったが、内向的なソフトエンジニアたちには不評であり、壁で仕切られた形に変えたら能率が一気に上がったという。
●他の会社でも同じような結果が出ており、プライバシーは能率を上げるのである。
●心理学者のアンダース・エリクソンの言うように、学習の場合でも同じで、人間は独りでやらなければならない状況に直面した時に学習効率が一番上がるという。
「立て! デスマーチは終わりだ。終点がサーバールームとは上出来じゃないか。ここへ来い」
「これがサーバールームですって? ここはお墓よ。あなたとシステムの。プロジェクトが亡びたのに鯖だけ生きてるなんて滑稽だわ」
「あなたにソースコードは渡さない。あなたはシステムをリリースさせることもできずにプロジェクトと死ぬの。今はプロジェクトがなぜ亡びたのか、私よくわかる。ゴンドアの谷の歌にあるもの。『定時に退勤し 休日は家で過ごそう 賞与とともに冬を越え 昇給とともに春を歌おう』」
「どんなに大きな元受を持っても、沢山のかわいそうな派遣PGを操っても、プロジェクトを解決する銀の銃弾なんて無いのよ!」
「プロジェクトは亡びぬ! 何度でも蘇るさ! 仕事の受注こそ、営業の夢だからだ!」
「次は仕様変更だ。席に付けソースコードを修正しろ。工数の遅れをとりもどせ」
「待てーっ! ソースはコミットした。仕様変更してみろ。コードは動かないぞ」
「新卒ー、来ちゃだめ。この人はどうせ私たちを使い潰す気よ!」
「小僧、今月の給与と引きかえだ。工数の見積もりを言え! それともその役職で私と勝負するかね」
「先輩と二人きりで話がしたい」
「来ちゃだめ、会社を捨てて逃げて!」
「3人日待ってやる」
「新卒……」
「先輩、落ちついてよく聞いて下さい。rootパスワードを教えて。ぼくも一緒にタイプする。キーボードに手をのせて。同僚達は本社に帰したよ」
「時間だ! 見積もりを聞こう」
「「『rm -rf /』!」」
「うわあ! うわーっ! ああ、鯖が、鯖がぁ……! ああ、ああ! 鯖が……ああーっ……!」
天空の鯖ラピュタ(完)
宮崎駿「学生時代に本を読まないのは勝手だけど、そのつけは全部自分が払うんだから。
知識や教養は力じゃないと思っているやつはずいぶん増えたけど、結局、無知なものはやっぱり無知ですからね。
どんなに気が良くて、どんなに一生懸命でも、ものを知らないというのは自分がどこにいるか知らないことですから。」
「まっさきに、できる方法を考える」と、
たいてい間違ったことしか思いつかないのに、
なぜ、結果として、その思考戦略をとった人が成功するのか?
その最大の原因は、
計画実行後の「走りながらの修正」にあるんじゃないだろうか。
アイデア・戦略・計画を、実際に実行してみると、
ほとんどの場合、それが間違っていることが判明する。
そして、その計画の実行者は、計画の修正を繰り返して、
その計画をなんとか最後までやりとげようとする。
この、プラン実行後の計画の「走りながらの修正」がキモなのだ。
ビジネスにおいては、
アイデア、戦略、計画などで重要なのは、「それ自体が正しいか間違っているか」ではなく、
それを実行した後、「走りながらの修正を繰り返した結果、成功するかどうか」だ。
「自分の中で『これくらいの力がついたらこれくらいの仕事をしよう』と思ってもその仕事は来ない。
必ず実力よりも高めの仕事が来る。それはチャンスだから、絶対怯んじゃだめ」。
以前、萩本欽一も言ってた。「やりたくない仕事しか来ない。でも運はそこにしかない」